子宮内膜症や子宮筋腫は要注意

 卵についての話を長くしましたが、では子宮の役割は何でしょう。子宮は受精卵を培養器のように育てるのが役割です。培養器、インキュベーターです。ですから、子宮は別に完璧でなくても構いません。原材料の卵はちゃんとしたクオリティーがないと赤ちゃんまで行きませんが、培養器は金魚鉢のようなものですから、ある程度のクオリティーがあれば十分です。
 またメンテナンスもできます。子宮は内臓なので、細胞分裂するからです。ホルモンをどんどん与えると、細胞は分裂してどんどん増えて、若返ることができます。ですから60歳の女性の閉経した子宮でも、若い人の卵をもらって受精させて自分の子宮に移植すれば、妊娠・出産できるのです。ホルモンをたっぷり与えてもらえば閉経した子宮でもちゃんとよみがえって、卵子が着床できるのです。
 ただ、培養器としての質が悪ければ、当然中の卵に影響します。また子宮内膜症が卵巣内にチョコレート脳腫という血の塊をつくったり、卵管のまわりに癒着ができたりして、卵巣に影響が出るケースもあります。その場合、卵自体の寿命も短くなってしまいます。
 卵巣は卵の貯蔵庫、冷蔵庫です。冷蔵庫が壊れていると中身は早くダメになります。
 卵巣が痛むと卵自体の寿命も短くなります。卵巣が手術などで損傷させても同様です。


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