精子の奇形率、奇形精子と障害児とは全く関係がないと思っています。私は1993年から、名大では1995年から、男性不妊の方のために顕微授精を自分の手でやっています。数が少なくても受精卵を作ることは問題ないし、赤ちゃんはいっぱい生まれています。

 今のところ、インフルエンザウイルスについては、妊娠との関係で特に悪い事はいわれていません。インフルエンザの流行と胎児奇形等についても、何もいわれていません。心配いらないと思います。

 脳下垂体ホルモンのFSHで、ある程度予想できるという事です。原因はわかりません。精子が少なめというのと、無精子症というのは別と思っています。ちょっと注意すればよくなるというものではありません。Gパンとハンバーガーは関係ありません。

 医学的・科学的に精子の所見を確実に向上することが証明された治療法はありません。運動に関しては、精子に直接ペントキシフィリンやカフェインをかけると、運動はその場でよくなります。しかし、薬を飲んでも精巣の局所で、それだけの薬の濃度を上げることはほとんどできません。
 少ない精子で妊娠可能となる、体外受精・顕微授精が発展してきました。ご主人に対し、一番の特効薬は「奥様の笑顔」と、私は信じています。
 精子の所見は非常によく変化します。射精していない禁欲期間が長くなると、運動率は低くなってきます。運動率の低い方は2~3日ためても、だんだん運動率は悪くなります。生ものですので、ためたら古くなります。精子の少なめの人、運動率の低い人ほど、2~3日ごとに射精 して下さい。人間の体は使ったほうが鍛えられ、機能が向上します。食事に気をつかうより、仲良くSEXできるよう気をつかって下さい。

 科学的に証明された精子を増やす薬はありません。一方、精液の所見は、普通何もしなくても4~5倍は変化します。したがって1回ではわかりません。
 また、基準値もWHOの一番あまい基準からいろいろあります。精子を簡単に増やせたり、少なくさせられるなら、不妊治療や避妊は非常に楽になるはずです。現在、我々ドクターは、科学的エビデンスに基づいて治療しています。薬はいいかげんな効能を表示できませんが、食品は野放しで外国人が日本に来ると「ガンが治る」とか、めちゃくちゃな広告にびっくりします。精子に関しては、その精子にあった治療をすすめるという事が科学的です。

 疲れていても妊娠できるときはできます(ほとんどの人は...)。ストレスや睡眠不足など、体に悪いことが続けば、精子の状態は悪くなるかもしれませんが、逆に仕事が楽になっても、もともと精子の数の少ない人は増えません。男性不妊はほとんど治療の必要がない、治療してもムダで効果が上がらない事がわかってきました。それで、精子を増やすよりも、少ない精子を利用する体外受精・顕微授精が発達しました。
 また精子がよくても妊娠しない事もいくらでもあります。数が少なくても妊娠している例もあります。要は「数さえあれば大丈夫」という単純なものではありません。不妊原因の多くは、もっと奥深くわからないものです。

 500万以下だと不可能ではありませんが、限りなく不可能に近いと思います。私のところで、1千万以下では十数年間で3人ぐらいしか自然妊娠していません。

 液は、最初は白色で、2~30分で透明に近くなります。いずれにしても精子があるかないかが重要ですので、一度泌尿器科で検査した方が悩んでいるよりいいと思います。奥様が受診していれば、産婦人科でもかまいません。

 そんな事はありません。精子はコピーをするように毎日1000万以上作られています。限りがあるのは卵の方です。



               
               
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