凍結の戻し方は、大きく分けて2通りあります。
 自然排卵にあわせて戻す時は、流産後は排卵しにくくなるので結果的にちょっとあける事になるかもしれません。ホルモン調整で排卵させないやり方ならば関係ありません。

 もともと妊娠できない卵の多くが染色体異常と言われています。何か障害があれば、ほとんど胚は成長しません。ということは妊娠しないと言えるかと思います。

 母乳を出しているうちは、排卵しにくくなっています。生理があれば生理の2日目に受診して下さい。

 凍結卵の鮮度はかわりません。1年過ぎると更新の保存料が必要になります。生理がこなくても内膜調整法による融解胚移植は可能です。

 半分だけ融解というのは無理ですが、良すぎる場合は1~2個移植したのち、残りの胚が胚盤胞まで成長すれば(滅多にありませんが)その時点で再凍結します。

 ホルモン検査は、融解胚移植では、基本的に私は行いません。このプロトコールはすでに7年目に入ります。今まで多数の方がこのプロトコールで妊娠されています。おそらく融解胚移植では日本でも1、2番の数と思います。
 私の治療は、日々進化しています。妊娠できるかどうかは、一定条件下の子宮内で育つ、元気な受精卵ができたかどうかにかかっています。また、個人差が大きく、友人がそれで妊娠したから自分も、と考えることは賢明ではありません。自分の目でドクターやクリニックを見て、自分にあったところで治療していただければよいと思います。
 インターネット・雑誌等、私も知らないようなドクターが専門家として出演してたり、いい加減な宣伝まがいのデータ、洗脳するような理論(医学的根拠のない)が横行するようになりました。自分の目で確かめながらクリニックを見比べて受診して下さい。
 私自身は、いろいろなところを経験された方が逆によくわかってよいと思います。1~2ヶ所回ってから私のところへ来た人のほうが、当クリニックの良さをよりわかっていただけるようにも思います。
 宣伝に惑わされず、自分で逆に医者やクリニックの実力を見る目を養って下さい。

 1本のストローに複数、通常4~5個はいっていますので1本解かし、同時に培養し、そのうちから選んで胚移植を行います。

 体外受精周期では卵胞ホルモン(E2)が高くなります。それが着床を妨げるひとつの要因という考えがあります。したがってE2が高い場合は凍結の方が妊娠率が高いと思います。しかし2~3倍高くなるわけでなく、わずかに高いと考えて下さい。
 また、黄体ホルモン(P4)が早期上昇して子宮内膜の変化が早くおこると着床率が悪くなります。したがって1回採卵して凍結できれば、その周期と凍結でチャンスは2倍になると思います。卵が少なく、なかなか凍結できない人で、妊娠できない人は最近全凍結もしています。

 着床の条件なら凍結卵が良いと思います。凍結障害がなければ凍結の方が妊娠しやすいと思います。
 しかし、余剰卵凍結でなく前核期凍結、あるいは胚盤胞凍結でなければ、かえって卵にダメージがでます。  施設により違いますので、そこの成績を聞いて決定して下さい。




               
               
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