胎児が1人のことを「単胎」、双子や三つ子を「多胎」と言いますが、多胎児の7割強が低出生体重児でリスクは単胎児の10倍、死産率・周産期死亡率・乳児死亡率も単胎児の2~5倍あります。
 また、脳性まひや学習障害も多いとされていますが、これには家庭を取り巻く心理的・社会的要因が複雑に影響しています。育児不安・育児困難・抑うつ・小児虐待の増加も報告されています(虐待は単胎の10倍以上)。
 妊娠の可能性は増やしたいところですが、多胎の危険性も十二分に考慮しなくてはならないのです。

 問題ないと思います。すぐ起き上がって動いても着床率は変らないというデータもあります。

 着床時の子宮内は、ふわふわの綿にべたべたの粘液がしみたようになっていますので、繊維に絡まるかんじです。
 漂っていることはありません。培養液と一緒に入った卵が綿にからまるようになるには、少し時間がかかるかなといった程度で1時間ならよくて30分ならダメ、ということではありません。
 基本的に安静時間は妊娠率向上のためには、全く必要無いと思っています。

 5日目で胚盤胞になれば、もともと着床率は非常に高いものです。当院ではほとんど全例にAHをしていますので、あまり除去する意味はないと思っています。

 2日目の移植では4分割、3日目の移植では8分割が良い胚です、分割が遅い場合、妊娠する率は低くなります。
 しかし、分割だけでなくフラグメーションも重要な要因です。

 移植日を変えただけで妊娠率は上がりません。よい卵の選別は、長く培養するとしやすくなります。
 要は卵のグレードです。卵の生命力・元気さですべて決まってしまいます。
 何日目に戻そうと元気のない卵が元気になる事はありません。
 また、お母さんがどれだけ安静にしても妊娠率は上がりませんし、流産率を下げる事はできません。あくまで。"卵が主役"です。

 巣過剰刺激症候群になりそうな場合は、全受精卵凍結として移植しません。採卵後、症状がある場合は、移植を中止する場合もあります。その場合、卵の凍結は胚盤胞凍結となります。



               
               
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