原因不明というのは、外からわからない所に原因があるという事です 原因のわかっている人より重症、と私は考えます。ピックアップ障害、受精障害、着床障害等があります。
 次の治療法は、AIHとIVFしか残っていませんので、当院ではAIH5回を限度にIVFへと移行しています。私は、フーナーテストのほうをむしろ信じていませんので、AIHをやってIVFへと移行しています。当院では、フーナーテストのかわりに血中の抗精子抗体(不動化法)を計っています。
 当院で妊娠した人の約7割がIVFで、2割がAIH、残りがAIH以外ですので、思ったより、AIHで妊娠する人は多いと思います。もちろん精子所見、年齢、その他の条件でIVFへすぐ移行する場合もあります。個人の条件によって当然治療は違ってきます。
 その人の年令や今までの経過に見合った適切なステップアップは、最小限の治療で妊娠へつながる一番良い方法です。逆に、半年以上同じ治療をくり返すのは、意味がありません。

 原因は不明でなく、赤ちゃんまで成長できる受精卵ができていないか、子宮に着床しないかです。ほとんどの場合は卵が原因です。妊娠するには、妊娠できる元気な受精卵ができる事がなによりも重要です。卵をみれば、8割ぐらいは妊娠できそうかそうでないかわかるものです。
 子宮は卵を培養する培養器ですので、内膜が薄いなどの悪い条件がなければ大丈夫です。いくら培養条件がよくても、本体の卵が良くなければ妊娠しません。ですから、いかに良い卵をとり、よい条件で受精・培養を行ない、上手に移植するかがすべてです。
 というわけで、いかに良い卵を採取するかがポイントです。そのためには、排卵誘発法や胚移植の日(胚盤胞を含めて)などを検討する必要があります。
 精子の所見は、妊娠率にはほとんど影響ありません。採卵の数が少ないのが気になります。FSHの基礎値が高いのでしょうか?私の昔のデータでは採卵数が少ない場合、妊娠率は低下します。また妊娠率にいちばん大きな影響を与える要因は、女性の年齢です。



               
               
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