黄体ホルモンは15以上ほしいと思っています。

 FSH、LHが非常に低いので、一度LH-RHテストをやって視床下部性障害か下垂体性障害かを見極める事が必要と思います。PCOではないでしょう(超音波的にはPCOにみえますが)。
 基本的に重症の排卵障害ですので、排卵させなければいけません。一般的に卵は約3ヶ月かけて育ち、最後の1ヶ月のみ注射等に反応します。したがって、ちょっと注射をうって排卵しなくても、それはまだ注射に反応しない段階の卵しか育っていないかもしれません。私はもっと確実に排卵をさせなければいけないと思います。結果的にOHSSになっても責任をもって治療するというドクターを探すべきと思います。あまり危険なら途中から卵をとってIVFにする事もいつでも可能でしょう。

 プロラクチンというホルモンが高いと乳汁がでます(高くなくても出る事はあります)。プロラクチンが高いと排卵が起きにくくなりますのでそれが原因かもしれません。

 PRLが体質的に高いのは問題ないと思います。プロラクチンは乳汁分泌のホルモンですので、妊娠中、授乳中には高くなっています。逆に排卵しにくくし、次の妊娠がすぐ起こるのを防いでいると思います。
 したがってプロラクチンが高い場合、それを下げることによって排卵しやすくなり不妊治療となります。20年以上前は非常によく研究され、この分野では誰もがプロラクチンを研究していた時代もありました。
 現在は以前ほど重要視されていません。少々プロラクチン値が高くても月経周期が普通であれば、わざわざ下げる必要がないというのが最近のエビデンスです。不妊治療希望でなければまったく放っておいてよいと思います(乳汁がほんの少しずつ出るかもしれません)。PRLが何百もあり、非常に高い場合は脳下垂体腺腫も疑いますが、20数年、私は経験していません。ドパミンと関係しているので副作用に血圧降下は書いてありますが、私は経験したことはありません。

 FSHは主に卵胞を育てるホルモンです(男性の場合は精子をつくる)。
 LHは主に排卵のきっかけをつくるホルモンですが、FSHと共同して卵胞も育てます。この2つのホルモンは卵巣の機能が低下すると、フィードバック機構で両者とも高値になります(FSHがより鋭敏に反応します)。したがって年齢とともに高くなり、更年期に入ると急上昇します。
 プロラクチンはもともと乳汁分泌のホルモンですので、妊娠中・分娩後・授乳中に高くなります。それ以外にも、もともと体質的に高い人、脳下垂体の微小腺腫でも高くなります。また、精神安定剤の多くはプロラクチンを上げる作用があります。プロラクチンは年齢に関係ありません。



               
               
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