注意すべきものは、排卵誘発の結果起こる、卵巣過剰刺激症候群と静脈血栓です。前者は放っておくと脳梗塞や心筋梗塞を起こす場合もあります。

 専門のドクターのもとで治療をしてください。現在では超音波検査や血液検査で事前に対処することができますし、薬の選択が広がって、排卵誘発できます。

 静脈血栓は妊娠時に非常によくできるもので、薬の副作用では頻度は少ないものです。血栓で怖いのは脳卒中や心筋梗塞などの動脈血栓であって、静脈血栓ではありません。

 その他、排卵誘発すると閉経が早まる、卵巣ガンが多くなるなどの声がありますが、そういう報告や証拠は現在はありません。


 
 それは錯覚です。確かに医学が進み、平均寿命も延び、出産の危険も小さくなっていますが、人の生殖年齢は江戸時代と変わっていません。

 赤ちゃんのおおもとの女性の卵子は、35歳から45歳くらいの間に健全な卵としての寿命がきます。受精しにくかったり、受精しても妊娠までいかなかったり、それでみすみす妊娠のチャンスを逃している人が多いのです。

 出産時のトラブルや奇形児のリスクも大きくなります。医学の進歩の勘違いで『高齢出産』『高年出産』は現在死語になりつつあり、産科の世界では大きな問題になっています。


   残念ながら間違いです。生理が上がる約10年前からほとんど妊娠できません。健全な卵子がなくなってからも周囲の細胞が10年ほどホルモンを出し続けるので、その作用で生理が起きるだけです。
 医師の間では、だいたい42、43歳あたりが妊娠の限界と認識されています。

 卵子の質については一言で言えない、いろいろな内容が含まれます。
 卵子は原始卵胞から約3ヶ月かかって成熟、受精可能になります。したがって、妊娠しにくい方が成熟卵子を得るには、正しい排卵誘発が非常に重要になります。
 卵子は卵巣で作られておらず、また生理が始まってから育つわけでもありません。1ヶ月に約1000個の卵子が継続して消滅しています。
 年齢とともに卵子は古くなっていくので、卵子を若返らせる、卵子を良くすることはできません。眠っている卵子を覚まさせて、よりよい卵子に巡り合うことには改善の余地があります。
 また、受精卵は染色体の組み換えがおきて一つ一つ個性、多様性を持ちます。いずれにしても、年齢の影響を超える卵子の質を良くする方法はありません。
 早く妊娠、出産することが、医学的に推奨されます。

 浅田レディースクリニックでは、科学的に証明されている方法はできるだけ治療に取り入れています。
 それ以外で「これ!」という方法はなかなか・・・。ただ血流を良くする・体を温めるといったことは妊娠しやすくなると考えられています。スポーツをして体を動かしたり、冷えないよう服装を気にかけたり、ということは有効でしょう。
 体を温めることで有効と考えられるため、サン・ビーマーや半導体レーザー治療なども取り入れております。

 生理があるうちは妊娠できると思っている人が多いですが、実は生理があがる(閉経する)約10年前から妊娠はほとんどできません。
  現在平均51歳で閉経しますが、42~43歳が一般的な妊娠の限界です。年齢と共に妊娠しにくくなる事はなんとなく分かっている人が多いと思いますが、妊娠の限界、生殖年齢が個人によって大きく違う事はあまり知られていません。卵子を保存している(作っていません)卵巣内の卵子の在庫の目安である卵巣予備能は、年齢よりも個人の差の方がずっと大きく、「私はいくつだからまだ妊娠できる」という事は通用しません。
  最近、卵巣の予備能の指標であるAMH(アンチミューラリアンホルモン)が測れるようになり、自分の卵巣予備能が分かるようになってきました。自分自身の生殖年齢や妊娠適齢期をAMHを測ることにより、あらかじめ設定し、悔いのない幸せな家族形成と女性の人生設計に役立ててほしいと思っています。

 妊娠を望んで普通に夫婦生活があって、2年経っても妊娠できなければ、不妊症と定義しています。月経周期が45日以上ということはうまく排卵していません。排卵は視床下部、脳下垂体、卵巣の各々のホルモン分泌でコントロールされ、その結果うまくコントロールされていれば月経も順調になります。
 排卵がうまくいかなければ精子と卵子が卵管内で出会うことができませんので当然妊娠できません。昔のような基礎体温では排卵の本当の確認はできません。
 ストレスでも排卵はおかしくなりますし、視床下部や脳下垂体からのホルモン分泌がうまくいかないか、排卵を妨げるほかのホルモンが出ているかもしれません。卵巣に腫瘍ができているかもしれません。
 30歳ぐらいからは子宮筋腫も目立ってきます。いずれにしても不妊治療希望なら不妊専門医を受診することをおすすめします。

 あなたはもう不妊症です。普通に性生活があって2年経っても妊娠しなければ不妊症です。
 不妊症の原因にはいろいろありますが、結論からいうと、検査では根本的、本質的な原因はわかりません。なぜなら妊娠の現象は卵管内、子宮内のミクロの世界でおきています。
 レントゲンでも超音波検査でもわかりません。見かけの原因には精子、卵巣、卵管、子宮の障害が考えられますが、ミクロの本質的原因はピックアップ障害(卵子がうまく卵管に入れない)、受精障害、卵の問題、着床障害があげられます。男性は睾丸でいつでも新しい精子が作られていますが、女性は、卵巣で卵が作られているわけではなく、出生時にすでにある限られた数の分化した原始卵胞からスタートし、年齢と同じだけ年をとった卵細胞が妊娠の主役になります。
 そのため女性は年齢とともに妊娠率が下がり、流産率が上がります。



  糖尿があっても普通に性交、射精できれば問題ありません。間接的な精液検査として、性交後に頚管粘液中の精子を調べるヒューナーテストがあります。


 妊娠できるチャンスは、人によって全く違い、避妊していないとすぐにできてしまう人から、何年経ってもなかなかできない人までいます。
 毎月きちんと排卵があっても、年12回しかチャンスはありません。チャンスは、意外に少ないと思います。月経不順ならもっと排卵は少なく、質問のように4~5回位の人もいるかと思いますが、排卵=妊娠ではありません。妊娠できる元気な受精卵ができてはじめて妊娠につながります。
 体外受精で受精卵を見ると、10個受精卵ができても赤ちゃんまで育つことができるのは平均1~2個と言われており、10個中平均5~6個は染色体異常です。年齢・卵巣の状態によりチャンスは全く違い、"人それぞれ"ですので一概には言えません。


 一生懸命子作りしていれば、半年で6~7割の人が妊娠し、正常ならば1年で9割妊娠し、2年で10割妊娠します。妊娠しなければ不妊症です。
 子宮が正常、排卵もあるというのは、自然妊娠できる条件があるというだけで、妊娠できる保証でも正常の保証でもありません。というのは、排卵された卵が卵管へ入り、受精し、分割し、子宮へ着床するという全行程のどれも確認されていないからです。検査で正常で妊娠できなければ、今あげたどこかに異常があり、より重症とも言えます。




               
               
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