不妊治療に関するQ&Aを下記の12項目に分類しています。
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AMH編

 いくつかのホルモン検査のなかでも近年、注目されているのが AMH(アンチミューラリアンホルモン)を測る検査です。 AMHは抗ミュラー管ホルモンともいい、発育過程にある卵胞から 分泌されるホルモンです。
 AMH値は、卵巣内にどれくらいの卵の数が残っているかを 反映すると考えられています。
 男性の場合、精子はで作られていますので、いつも精子は新しく、 いくつになっても精子は作られ、年齢の影響をほとんど受けません。



からだ編

 「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年間性生活を行っているにも関わらず、 妊娠の成立をみない場合」を不妊症と定義しています。
 男性では、精巣で精子のもとになる細胞が減数分裂を繰返し成熟し、 精子が作られます。そして、精巣から精巣上体、精管、精嚢を経て、 前立腺で作られた精液と一緒に尿道を経て射精されます。
女性では、卵巣内の原始卵胞が常に発育し、その中から成長の よいものが卵胞として大きくなり、卵胞が破れて排卵します。 そして、卵子は卵管に取り込まれます。
 膣内に射精され、子宮頚管、子宮体部、卵管へと泳ぎ進んだ精子と 卵子は、卵管内で出会い受精し、着床します。
 この射精・排卵・受精・着床の過程のどこかに問題や疾患があり、 妊娠が妨げられている場合、不妊症となります。



初診・転院編

 病院やクリニック等の診療科名について、 医療法施行令で認められているのは「産婦人科」また「産科」「婦人科」のみで 「不妊科」や「不妊専門」は認められていません(不妊相談は問題なし)。
 そのため、不妊治療を希望する方が適切な専門医の元に行きつくまでに、 大切な時間を費やしてしまうこともあります。
 また、治療を始めるに当たって、いつからはじめ、どこまで行い、 いつまでに子供が欲しいかなどの目的をしっかり持ち、自分に合った必要な治療、 納得できる治療を受けるために、医療施設・医師を選ぶことは大切です。



検査編

 不妊症の原因の多くは、複数の原因が、複雑に絡み合って 不妊という症状が形成されています。
 不妊症の検査では精子の数、排卵の有無、卵管の通過性、 抗精子抗体の存在、排卵障害の有無等についてはわかります。 しかし、実際に排卵された卵子が卵管内に入り、 さらに精子と出会い、受精卵ができ、順調に発育し、子宮に運ばれて、 着床するという過程についてはわかりません。
 これらの検査で異常が見つかった場合は、それを改善しながら妊娠へ 向けての治療が進められていきますが、これらの検査で異常がなかった場合、 妊娠できる最低の前提条件が整っているということであって 妊娠が保障され、妊娠できるということではありません。



タイミング指導編

 最も妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、 その日に夫婦生活をもつようにするのが、タイミング指導です。
しかし、このタイミング指導には女性側には排卵がある、 卵管の通過性に問題がない、男性側には射精がある、 などの条件が必要となるため、事前に排卵の有無・子宮卵管造影・子宮の 異常と精液の検査をします。
 夫婦生活のタイミングを図り、3~6ヶ月様子をみて妊娠しない場合は、 治療のステップアップが必要になります。



排卵誘発編

 排卵がうまく行われない、または体外受精において良質な卵子の数を 確保する事が困難な場合等、卵巣刺激をします。
 卵巣刺激の方法には、大きく分けて内服薬と注射薬の2種類の 排卵誘発方法があります。
 内服ではクロミッド法、注射薬では、ロング法、ショート法、 アンタゴニスト法などがあり、 AMH(アンチミューラリアンホルモン)の数値、個々人の年齢、卵巣の状態、 過去の治療方法などにより変更します。



人工授精(AIH)編

 人工授精(AIH)は、妻の排卵日あるいはその前日 (超音波検査やホルモン検査などから決定)に、夫の精液を洗浄・濃縮し、 元気の良い精子を子宮内へ直接注入する方法です。
 子宮膣内精子注入法(IUI)ともいわれ、運動精子の数や比率が少ない、 適切な性交ができない、タイミング指導で妊娠できないなどの場合が 適応となります。
 人工授精の妊娠率は1周期あたり7~9%、また人工授精で妊娠が できた人の殆どは5~6回以内、特に1~2回目で妊娠をしています。
 このため人工授精を5回行なっても妊娠できない場合は、 体外受精ヘステップアップをします。



体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)編

 体外受精(IVF)は、タイミング指導、AIHなどを経てステップアップで 治療が進んできたケースもあれば、最初から体外受精 (卵管閉塞や乏精子症などから)が選択されるケースもあります。
 体外受精は、排卵誘発剤などを使って卵子をとり、体外で受精卵(胚)を つくり、子宮へ移植する方法です。
 受精の方法には、培養容器内で 卵子と精子をあわせ受精させる方法(媒精)と卵子に直接1匹の精子を 細いガラス管を使用して注入し受精させる方法 (細胞質内精子注入法(ICSI))があります。



男性不妊編

 不妊治療を進める上で、ポイントとなるのが精液所見で、 精液検査の結果によっては、はじめから体外受精、 また顕微授精が選択されるケースもあります。
 もとの細胞から成熟した精子になるまでには約80日かかるといわれ、 数、運動率とも変動は大きく、4倍以上の差が生じることも頻繁にあり、 既にお子さんを持つ男性でも、WHOの正常精液所見 (量・数・運動率等)をみたしていない方もいます。
 この結果に大きなショックを受ける男性も少なくありませんが、 精液所見は1つの目安であり正常であれば、妊娠が保障される というわけではありません。



薬・機器・漢方等編

 不妊治療には、さまざまな薬が使用されます。
 卵胞を育てるためのFSH(卵胞刺激ホルモン)、 排卵のきっかけ(LH)をつくるhCG、早期排卵の抑制、 卵胞ホルモン、黄体ホルモンなど、 その多くはホルモン剤となります。
 不妊治療で使うホルモン剤は、もともとあるべきホルモンが少ない人、 または多すぎる人に対して使用されるものと理解して下さい。
 処方された薬は必ず服薬(使用)方法や数などを確認し、 服薬(使用)中に起こった症状で不安なことは早めに医師に相談しましょう。
 またいろいろなサプリメントを服用している人は、用法用量を守り、 飲用していることを必ず主治医に伝えることが大切です。



その他の治療編

 不妊治療の進歩はめざましく、たくさんの治療方法が発表され、 そして消えていきます。
 新しい情報も大切ですが、あまり過敏になる必要はなく、 主治医とよくコミュニケーションをとり、自分にあった治療を進めることが 重要です。



流産編

 流産とは、妊娠22週未満の時期に妊娠が中断してしまうことをいいます。
 その原因の約7~8割は染色体異常といわれています。染色体異常の多くは、 精子、卵子がつくられる過程、あるいは受精時に偶発的に起こるため、 これ自体を予防したり治療したりすることはできません。
 そして、加齢による卵巣機能の低下、卵子の質の低下も 染色体異常の確率を上昇させるといわれています。
 そして、流産を繰り返す習慣流産や不育症の場合は、検査や治療を行います。





               
               
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