男性不妊とは

男性不妊について  現在、10組の夫婦のうち、1組は不妊症として悩んでいるとされています。
 不妊というと、女性の問題として考えられがちですが、不妊は男性が問題である場合も少なくなく、今では不妊の原因の半分は男性にあるとされています。
 その為、不妊は女性だけの問題ではなく、男性も検査を受けるなど夫婦二人で一緒に取り組むべきことです。


男性側の原因にはどんなものがある?

 不妊症には、約半数は男性側の問題もあるといわれています。男性側の原因としては、だいたい次の3つに分けられます。

① 性行為の問題・・・性交できない、勃起しない、射精できないなど。

② 構造上の問題・・・精子はあるが精管を通過できない。あるいは生まれつき精管がない。

③ 造精の問題・・・精子の数が少ない、動きが悪い。あるいは精子ができない。

 最初の性交障害、射精障害、勃起障害などはかなりいますが、男性自身が悩んで泌尿器科にいく場合がほとんどです。
 後の2つは無精子症と乏精子症(数が非常に少ない)、精子無気力症(運動精子が少ない)の場合があります。精液検査で精液の中に精子がいない場合の人は、無精子症です。
 といっても精子がいないわけではなく、構造上の問題は閉寒性無精子症(どこかがつまっているために、精子があるのに射精しても精液中に出てきていない)で、造精の問題は非閉寒性無精子症(管はちゃんと通っているが、つくられている精子が少なくて外まで到達しない)と呼ばれています。


顕微授精は男性にも大きな福音

 精子の数については、自然の妊娠にはやはりある程度の数が必要です。ただ、数と受精率が比例するかというと、そうではありません。
 また、同じ人で何回か検査すると所見ではばらつきが大きく、精液の検査は、実は不安定で不正確なものなのです。WHOでも1ml当たり2000万以上で運動精子率50%という数値を出していますが、正常値としないようにと断り書きをつけています。
 さらに今は、顕微授精によって、無精子症の人も、手術で睾丸を切ってみて、精子を1匹でも取ることができれば受精卵を得ることが可能です。500人に1人くらいいるといわれるクラインフェルター症候群の人でも丹念に精巣の中の精細管を探すと精子が見つかることがあって、精子さえ見つかれば妊娠できます。私のクリニックでも出産例があります。
 顕微授精は、男性不妊にとっても大きな福音です。10年前なら不可能だった問題も、ほとんどがクリアできるのが今の時代なのです。


不妊症とセックスレス

不妊症の原因の一つにセックスレスがあります。
 セックスレスというのは1カ月以上夫婦の間で性交渉がない状態と定義されており、今現代人の特徴としてセックスレスの夫婦は増えているのが特徴です。
 背景には、性欲の衰える時期には個人差がありますが、性欲を司る男性ホルモンの分泌量は、20代をピークに、30代から徐々に減少傾向となります。
 性欲が衰え始める30代での結婚も珍しくない現在では、結婚してもあまりセックスをしたくない状況だったり、いざしようと思っても勃起しなかったりと、さまざまなトラブルが起きています。

セックスレスになれば、必然と自然に妊娠することが困難になります。
セックスレスというのは不妊の原因の中でも体には何の問題もありません。
 妊娠したいという気持ちはあっても精神的な原因からセックスができずにいて、それが不妊症を招いていることになります。



STEP1 不妊症とは

STEP2 不妊症の原因

STEP3 不妊症の検査

STEP4 不妊治療方法について

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